2020年8月10日に行われた『RIZIN.23』、斎藤裕 vs 摩嶋一整戦で斎藤選手が勝利した直後。実況席にいた朝倉未来選手&高田延彦キャプテンとリングにいる斎藤裕選手のやり取りがあったのですが、全員の空気感が全くかみ合わず、ぴりつくシーンがありました。その全貌とその後の反応をまとめてみました。
試合後のぴりついたシーン
===ここから実況席のみのやり取り===
実況アナ「未来選手、今の想いはいかがですか?」
朝倉未来「えー、これがフェザー級の1位の戦いですか? 俺がやってやりましょうかね」
実況アナ「おおおお、ちょっとあの紹介VTRとは未来選手のまなざしも明らかに変わってきた」
===ここからリングと実況席のやり取り===
リングアナ「さー、それでは見事勝利されました、今水を飲んでおられます斎藤裕選手です。おめでとうございます!」
斎藤裕「ありがとうございまーす!みなさんはじめ…」
リングアナ「第2ラウンドいきなり…」
斎藤裕「はじめ…」
リングアナ「お願いします(笑)」 (会話がかぶる)
斎藤裕「修斗から来ました、修斗チャンピオンの斎藤です。どうですか?盛り上がりました?
ありがとうございます。まー、あのーこんな大変な中会場に来ていただいたみなさん、本当にありがとうとざいました。応援いただきありがとうございました。
これからRIZINのフェザー級、もっともっと盛り上がっていきますんで、よろしくお願いします。みなさん、もうちょっと、もっともっと騒いでください。フェザー級盛り上げていきます。よろしくお願いします。」
リングアナ「斎藤選手、今、放送席にいる朝倉選手がやってやろうかという言葉、今放送中にあったんですけれどもいかがでしょうか?」
斎藤裕「本当ですか?(少し間をおいて) まー、タイミング合えばお願いします。」
朝倉未来:小さく頷き苦笑気味な表情
===ここから実況席のみのやり取り===
実況アナ「未来選手、しつこい確認になってしまいますが、言葉飛び出しました、やってやるよと」
朝倉未来「まー、この戦いがね、そりゃ僕もねぇ今日弟がベルト取るんで、次の大会でベルトでもかけて戦えたらいいかなと。」
実況アナ「いやーそうですか、高田さん、急転直下来ましたね。」
高田延彦「ですね。あのー斎藤選手もまー内心どう考えてるかわかりませんけど、まーいずれ勝ち続けていけばね、実現するカードですから。まーその時が来たらあのー是非楽しまして…」
実況アナ「楽しみですねー、その先にいるのは最強の男、たどり着くか、手ごたえは得たか、斎藤裕。」
朝倉未来選手の反応
これに対して、朝倉未来選手は自身のtwitterで、「そーいえば、タイミングが合えばってのはこっちのセリフだよね」と苦言とれも取れるツイートを発信しました。
斎藤裕選手の反応
斎藤裕選手は試合後の記者会見にて
「いきなり“やってもいい”みたいに言われたのでどうなのかなって思ってああいう顔になりました」
「僕が挑戦するというよりは彼がやりたいというのであれば、対戦は実現するのではないでしょうか。僕から“やらせてください”というのはないです」
「僕は相手を選んできていないので、組まれればやります」
「“やってもいい”とは言っているが腹の底では何を思っているかは分からないので、とりあえず濁してしまいました」
と語り、リング上でのいら立ちや戸惑いを隠せない様子。
榊原信行CEOの話
また、榊原CEOは試合後の会見で「フェザー級は、斎藤選手も青井選手もクレベル・コイケ選手も、未来とやる前に、1、2試合インパクトを残して勝って欲しいですね。未来には初代フェザー級タイトルマッチをやらせたいと思っているので、未来と戦うのにふさわしい相手が誰か考えたいです。斎藤選手といきなりってことは無いかなと思います。例えば昨日勝った萩原選手と斎藤選手がやって、修斗王者の強さを見せてからとかですね。」と語り、朝倉未来 vs 斎藤裕のフェザー級タイトルマッチを否定した格好になりました。
運営サイドの思惑としては、もう少しフェザー級の実力者同士の対決を行った上で、朝倉未来選手とフェザー級ベルトをかけて戦う選手を見定めたい意向のようですね。
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