『RIZIN.22』の試合結果とメインカードの感想・雑感

『RIZIN.22』の試合結果とメインカードの感想・雑感 RIZIN

「RIZIN.22 – STARTING OVER -」 試合結果

日付:8月9日
会場:神奈川・ぴあアリーナMM

第9試合/スペシャルワンマッチ 

●矢地祐介(KRAZY BEE)
(1R1分52秒、TKO)
○ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
RIZIN MMAルール/5分3R(71.0kg)

第8試合/スペシャルワンマッチ

○浜崎朱加(AACC)
(2R1分26秒、アームロック)
●前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)
RIZIN 女子MMAルール:5分3R(52.0kg)※肘あり

第7試合/スペシャルワンマッチ 

○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
(1R1分35秒、TKO)
●古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)
RIZIN 女子MMAルール:5分3R(49.0kg)※肘あり

第6試合/スペシャルワンマッチ

○井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム柔術)
(1R1分40秒、リアネイキッドチョーク)
●渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)

RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり

第5試合/スペシャルワンマッチ

○江幡塁(伊原道場)
(判定3-0=29-28、29-27、30-27)
●植山征紀(龍生塾ファントム道場)

RIZIN キックボクシングルール:3分3R(56.0kg)

第4試合/スペシャルワンマッチ 

○吉成名高(エイワスポーツジム)
(2R3分8秒、KO)
●優心(NJKF京都野口GYM)

RIZINキックボクシングルール:3分3R(50.8kg)※肘あり

第3試合/スペシャルワンマッチ 

○関鉄矢(SONIC SQUAD)
(2R3分47秒、TKO)
●神田コウヤ(パラエストラ松戸)

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり

第2試合/スペシャルワンマッチ

●白川陸斗(志道場)
(3R4分40秒、TKO)
○萩原京平(SMOKER GYM)

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり

第1試合/スペシャルワンマッチ

●山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
(1R3分32秒、KO)
○加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND)

RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり

矢地祐介 vs ホベルト・サトシ・ソウザの感想・雑感

あまりにも試合内容が衝撃的で自分の中で消化できず、何度も何度もこの試合を見返しました…。ので感想と雑感をば…。

試合展開は、矢地選手が試合開始から関節蹴りやサイドキックを試みましたが、おそらく予想していなかったであろうサトシ選手のシンプルな強いオーバーハンド気味の右フックとハイキックに押され、ロープ際でタックルに対して中途半端に足を上げてしまったところで足をつかまれ、コーナーを背に守備に回ろうとしますが、サトシ選手のテクニックに圧倒され、あっという間にマウントポジションを取られてパウンドアウト。

矢地選手は、柔術家との戦い方として一番まずい状況を自ら作り出してしまったように見えました。

相手が攻め疲れた3Rならまだしも、元気な序盤でサイドキックのような大技が相手にダメージを与える形で綺麗に決まる可能性は低く、相手との距離を作るには大技すぎて逆にテイクダウンされるリスクが高すぎました。(というか、普通のハイキックだろうがブラジリアンキックだろうが、1R開始早々にはめったに決まらないですよね。)

ロープを背にした際も、非常にまずい距離感にも関わらず、変えようとせず、強いパンチの弾幕で牽制するのでも、膝でカウンターを狙うのでもなく、タックルにサイドキックを合わせようとしている様に見えました。これが、サトシ選手にとっては非常にイージーな状況を作ってしまったと思います。

ここで普通に切りに行くか、膝蹴りを合わせておけば試合展開は全く違うものになっていたかもしれません。足を上げてから打つサイドキックやミドルキックは2ステップの技、強い選手のタックルは1ステップの技。お互いにトップファイターなので、どんなに早く打っても間に合うはずもありません。1ステップ以下で決まる「膝蹴り」もしくは「タックルを切る」のどちらかに集中すべきでした。膝の角度が違えば膝蹴りKOもあり得たシーンなのでもったいなさすぎます。

さらにまずかったのは、リングの上で柔術家に足を取られるということが即負けにつながる、と言う認識が無かったということだと思います。まさかコーナーを背にガードしているにも関わらず、あっという間にがっちりマウントポジションを取られるとは思っていなかったのでしょうね…。見ているこちらも茫然とするような光景でした。

その認識のずれとジークンドーに気を取られすぎて距離感を作れず、タックルも切れなかった二重の戦略ミスがこのような手痛いワンサイドゲームを生んでしまったと思います。

ジークンドーの技が良いとか悪いとかいうよりも、餅は餅屋。無理やり武術のエッセンスを盛り込むのではなく、きちんと相手の動きを想像して戦略を練った上で、本当に必要なら使う程度に盛り込まないと勝てるものも勝てなくなる、という典型的な試合になったと思います。3R目にサトシ選手が攻め疲れて動きが鈍った後でサイドキックや関節蹴りを決めて、サトシ選手が嫌がるようなシーンが作れれば、別の形で語り草になるような試合になったかもしれません。

アーセン選手の戦いに関しても、前評判の高かった加藤選手のパンチを開始早々にもらう手痛いミスがありました。

地力では負けていないと感じさせてくれる二人だけにもったいないですね。たらればを言ってもしょうがないですが、タックルに膝を合わせる練習をひたすらやっていたら…。

KRAZY BEEには諸葛亮公明のような戦略家が必要なのかもしれないな、と感じた試合となりました。

以上、素人よもやま話でした。

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