『STOP!格闘技泥棒。』違法動画の実態を調査してみました。

STOP!格闘技泥棒。 違法動画の実態を調査してみました。 コラム

私は今回『RIZIN22』『RIZIN.23』を両日ともにRIZIN LIVEと呼ばれるLIVEストリーミング配信で観戦しました。

会場には足を運べなかったものの、今まさに行われている試合を生で観るというのは、本当に楽しく興奮する経験ですね。

視聴自体も1~2度映像が止まってしまった場面はありましたが、ほとんどストレスなく鑑賞することが出来て、手作業でメールを送っていたという運営さんには頭が下がります。

ですが残念なことに、試合が終わると必ず試合の動画をキャプチャまたは録画してyoutubeで流し、お小遣い稼ぎする輩が出てきます。それが、半グレ集団なのか、ただの一般人なのか、海外の振り込め詐欺グループなのかはわかりませんが、タックルに見せかけたオーバーハンドで一発KOしてやりたい気持ちになります。

今回はそういったyoutubeに格闘技の試合を違法アップロードする輩が、どのような目的と手口で収益を得ているかと、彼らに稼がせない方法をご紹介することで、違法アップロード根絶の一助になればと思い調査してみました。

youtubeに試合の動画を上げる目的とは

まず最初に知っておくべきことは、「格闘技〇〇〇〇」や『RIZIN』をもじったようなチャンネル名で試合の動画を違法に上げているチャンネルがよくありますが、彼らは格闘技のことは全く好きではありません。むしろ金儲けの道具くらいにしか思っていない輩です。

彼らの目的はただ一つ「youtubeの視聴時に表示される広告収入」が目当てなのです。

そのために彼らがまず目指すのがyoutubeに広告を表示するための最低条件を満たすこと。その条件は2020年現在、以下の2つになります。

1.チャンネルの過去12か月間の総再生時間が4,000時間
2.チャンネル登録者が1,000人

収益を得るための条件としては、結構厳しめに見えますが、

例えばこのチャンネルの登録者数は2万人弱。昨日アップロードされた試合の違法動画一本だけで再生数は既に25万回越えと収益化の条件を軽々と満たし、動画の再生前にしっかりと広告が流れます。(これでアクセスが増えても嫌なのであえてチャンネル名は伏せました)

youtubeの最低単価と言われている1再生0.1円で換算したとしても、この動画だけで最低でも2万5000円の収益となっているわけです。実際にはもっとたくさんの試合の動画を上げてますし、アカウントがバンされない限り再生数は伸び続けますから、長い目で見ればこのチャンネル主に入ってくる収益は1興行分で数十万円~数百万に上る計算になります。

『RIZIN』のクラウドファンディングが5000万行くか行かないかで盛り上がってる裏で全く関係のない第三者が、人の作り上げたコンテンツそのものを録画して公開し、数十万~数百万のお小遣いを稼ぐって、やってること、えげつなくないですか?

・チャンネル登録者数1000人、視聴回数4000回を達成させてはいけない

違法動画はなぜ無くすべきなのか

「気軽に観られてありがたいという一面もあるんだよな」と思う人もいるかもしれません。確かにyoutubeのように、日ごろから利用しているプラットフォームで過去の試合を気軽に観られるのは非常にありがたいことです。

しかし、格闘技の試合というのは興行を行うためにファイトマネーや会場利用料、設営費にスタッフさんのお給料、宣伝広告やプレス(マスコミ)対応、ライブ配信の環境整備など、莫大な資金を投入して初めて成立しているものです。

だからこそ、youtubeの再生がどんどん伸びるような素晴らしい試合や注目のカードが生まれて来るわけですね。その試合にはそれだけの価値があるわけで、どうやって広めるか、マネタイズするかは興行主が全て決めるべきなのです。

たとえ過去の試合でも価値が高い試合であれば、PPV(ペイパービュー)にすることもできるでしょうし、いろいろな選択肢が興行サイドに生まれてくるわけです。もちろん無料で観られるyoutubeの試合の広告収入も全て興行主に入るべきです。

興行主に収入が入ることで、また次の興行を行う資金が集まり、巡りめぐっては格闘技ファンはもちろんのこと選手にとっても一番の利益となるわけです。

また、潤沢な宣伝広告費があるということは日本の格闘技イベントを広くPRし、ファンが増えるだけなく選手の裾野も広がっていくことになります。

ですが、違法動画を気軽に上がられてしまい、多数の人がそれを観てしまえば、もはや興行主としては、youtubeにオフィシャルの動画を上げてそこで収益化し、いらぬ手間をかけて違法動画の取り締まりを行っていくしか手段がなくなってしまうのではないでしょうか。

そして最終的に、収益化が厳しくなれば、興行サイドがだれかれ構わずに頼りにしないといけない土壌を作りかねません。

以上、なぜ違法動画を無くすべきか、という理由についてまとめてみました。

何度も観たい人はスカパーに加入して録画するなりして、自分だけで楽しむようにしましょう。

違法動画があると最終的に興行だけでなく選手、格闘技ファン、格闘技界全体が損をする

何が違法なのか?

「違法動画、違法動画」といいますが、そもそも何が違法なのか、というところですが、これはよく聞く著作権侵害にあたります。

著作権は親告罪ということもあり「え?これ許されるの?」みたいなパロディでも著作者が問題なしと判断すれば問題はなく、それによってweb上で多種多様な楽しいコンテンツが成立し、巡り巡って本家本元の知名度の向上や好感度アップに貢献していることもまた事実です。

そのため、youtubeの違法動画もその範囲だと錯覚してしまう人もいるかもしれませんが、『RIZIN』に関しては、事務局サイドが違法動画の取り扱いについて下記のような見解を明示しています。

現在、インターネット上にRIZIN.22 / RIZIN.23の試合動画が違法にアップロードされております。

RIZIN FF事務局では、このような違法アップロードについて監視、警告及び削除要求等の措置を取っております。RIZIN FF事務局では、このような違法アップロード行為の監視を継続し、著作権侵害行為を行う者に対し、法的措置を含み、積極的にその責任を追及する所存です。

https://jp.rizinff.com/_ct/17383523

違法動画と知りながら、それをダウンロードするのも違法です。

映画館でおなじみの、『NO MORE! 映画泥棒』で皆さんもカメラ男がパトランプ男につかまるシーンを一度は観たことがあるのではないでしょうか? youtubeなどでストリーミング形式で観ること自体は違法ではないのですが、それに関しては「日本の法律って時折本当にくそだよね。」の一言に集約されると思います。

違法動画に関しては「観ない」「登録しない」「コメントしない」これを徹底して、明るい日本格闘技の未来を事務局と一緒に作っていけたら素敵ですね。

・著作権者がNGとしていることをするのは違法。告訴されたらまず勝てない。
・ダウンロードするのも違法ですよ!
 

これは良識の問題です。「みんな観てるからいいじゃん」「選手だって観てるし」という赤信号みんなで渡れば怖くない精神が、違法動画を野放しにしてます。格闘技ファン全体で違法動画で格闘技観てるやつは「やばいやつ」だと思われるような風潮を作っていく必要があります。

違法動画をみかけたらコメント欄に

STOP!格闘技泥棒。

と勇気を持って書き込んでみてください。


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