天心 vs 皇治は試合というよりコラボ。youtuberに例えるとHIKAKINとシバターのコラボ動画だ。

RIZIN

来たる9.27に開催予定の『RIZIN.24』で唯一発表があったカード那須川天心 vs 皇治戦のキックボクシングの試合だけでチケット5000枚が完売しそうな勢いと言う情報が飛び出したこともあり、立ち技ファンだけで『RIZIN』が埋まることに抵抗があるファンや、皇治選手の戦績や実力が天才・那須川天心と戦えるだけのものではないと感じているであろう格闘技ファンを中心に、皇治選手は口だけだと揶揄するような発言がSNSを中心に増えてきたように思えます。

そんなこともあってか「皇治選手は人気があり、そこは評価されるべきだ」とか「今は格闘技の強さだけでなく興味を引き付けられるかどうかも大事な時代になっている」といった趣旨の声もちらほら見かけるようになりました。

たしかに那須川天心 vs 皇治戦だけでたくさんチケットが売れるのであれば、商業的な観点から見ると知名度の高くないチャンピオン同士の試合よりも市場価値が高いというのは紛れもない事実です。

かつてプロレスが今よりもはるかに人気があった頃、選手の市場価値は雑誌やテレビがどのように報じるかが非常に大切な要素で絶大な影響力を持っていました。

ですが今は個人がメディアよりもはるかに強い影響力をSNSやYoutubeを使うことで持つことが出来る時代。その点に早期に目を付けた朝倉未来選手がYoutubeを始めブレイクしたこともあり、現在は数多くの格闘家がYoutubeやSNSを始めていますが、皇治選手はこれを朝倉未来選手がYoutubeに目をつける前から意識してやってきた選手。

一見奇妙に見える発言や行動をすることで人の興味を引き付け、試合では勝ったり負けたりしながらも熱い戦いを見せ、試合後にイケメンな発言をすることでファンを回収して影響力を高めるという黄金スタイルを構築したSNS時代の格闘技界におけるインフルエンサーとしてのパイオニア的存在と言っていいでしょう。

これは昔からよく言われる炎上商法と言われるもので、他のYoutuberや著名人を”ディスる”ことで炎上させて多くの人をひきつけ、後から意外とまともな考え方や発言をしていると気づかせることでファンを回収していったYoutuberのシバターのスタイルと全く同じです。

炎上商法スタイルは一定数のファンを回収できるメリットがある反面、アンチが大量に発生するというデメリットを抱えた諸刃の刃ですが、シバターにしても皇治にしてもその点に関しては最初から腹をくくっていて、ぶれずに一貫した行動を取ることで、アンチをも飲み込んでいく覚悟と矜持のようなものが感じられます。ファンが熱狂的なのにもかかわらず、クラファンでサイン入りTシャツが一番売れなかったりするのも、こういった炎上商法スタイルで獲得したファンであるということと深く関連しているのではないでしょうか。

逆に力で人をひきつけ、問題行動をほとんど起こさず、一般層への知名度もはるかに高い優等生タイプの那須川天心選手は有名Youtberにたとえると、王道でありながらほとんど炎上とは無縁で名前くらいは誰でも知っているHIKAKINスタイル。このスタイルで獲得したファンは200万の商品が一瞬でSOLD OUTするファンということになるのでしょう。

これはどちらがいいとか悪いとかいう話ではなく、影響力を持つのが非常に大事な時代に、人を引き付ける力が人並み外れているという点において、どちらも評価すべきなんだろうなと思います。

とにもかくにも、これらのことを踏まえると今回の一戦は「試合」と呼ぶべきようなものではなく、今どき風に”コラボ”と呼ぶべきイベント。

シバターはHIKAKINとコラボするのが目標だと以前から語っていますが、それを待たずして格闘技界のHIKAKIN vs シバターの”コラボ”がさいたまスーパーアリーナという大舞台で地上波に乗る形で実現すると見る方がしっくりと来るのは私だけでしょうか?

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