本日、8月22日に行われた『BELLATOR 244』にて、元RIZINファイターのワジム・ネムコフ選手がBellator史上初の二階級同時王者でヒョードル選手と対戦して勝利しているライアン・ベイダー選手を相手に2RTKOで勝利し、第7代Bellatorライトヘビー級チャンピオンの座につきました。
試合は2Rにネムコフ選手が右のハイキックをヒットさせ、倒れたベイダー選手が立ち上がったところでさらにパンチを当て再びダウンを奪い、その後は一方的な展開に。スタンドに戻ったところでさらにパンチを当てて三度目のダウンを奪いレフェリーストップとなりました。
レフェリーがすぐ止めなかったことに違和感を覚えた方も多かったようで、当のワジム・ネムコフ選手本人も試合後に驚いたと語っています。
ネムコフ選手はチームヒョードルのメンバーで2014年の世界サンボ選手権100kg級王者。“ヒョードルの秘蔵っ子”とも言われており、2015年12月から2016年12月までの間『RIZIN』に4回参戦。イリー・プロハースカ選手、テオドラス・オークストリス選手と並び“RIZIN三銃士”と呼ばれていた時期もありました。
ここまでのネムコフ選手の生涯戦績は14戦12勝2敗で、勝った試合で判定まで行ったのは1試合のみ。残りの11試合は全てKOか1本勝ちしています。また2敗は全て『RIZIN』で行った試合で、トーナメントでの途中棄権も含まれます。
現在『UFC』で活躍中のジャルジーニョ・ホーゼンストライク選手(現在ヘビー級4位)や前述のイリー・プロハースカ選手、現RIZINバンタム級チャンピオンの朝倉海選手を倒したマネル・ケイプ選手などの元RIZINファイターと共に日本人からの知名度が高い選手の一人で「実はRIZINは選手の育成に一役買っているのでは?」という声も聞かれました。
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